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『「小学校英語」子どもが英語を好きになる指導の究明』目次
第章 小学校英語の問題状況
一.小学校英語導入の教育行政と教育現場のはざま
二.新学習指導要領の規定の問題性
三.子どもが英語を好きになる方途
四.小学校英語導入の周辺論議
第章 『英語ノート』と「指導資料書」の全体分析
一.小学校『英語ノート』分析の視点
二.『英語ノート』コースデザインのニーズ・目標論
三.『英語ノート』シラバスデザイン
四.『英語ノート』のカリキュラムデザインと教授法
第章 『英語ノート』による指導の横断的分析
一.母語に訳さない意味の与え方
二.理解できることばを使う「語彙コントロール」
三.「繰り返し練習」否定論の吟味
四.研究文献における「練習」概念の究明
第章 『英語ノート』教師用指導書の縦断的分析と対案モノグラフ
一.『英語ノート』1(5年)第1課第1時指導案の縦断的分析
二.『英語ノート』2(6年)第7課第2時指導案の縦断的分析
あとがき
『「小学校英語」子どもが英語を好きになる指導の究明』コンセプト
1) 「英語ノート」型指導を縦横にきびしく分析し、子どもが
英語が好きになる方途を明らかにしています。
2) ことば教育の原理論的な考え方に照らして、「英語ノート」
型指導の弱点を指摘し、対案モノグラフを示しています。
3) 行政研修等での公的講師指導者の「練習嫌い」の由来を
明らかにし、子どもの立場に立つ「子どもが好きな練習」を
究明しています。
4) 「英語ノート」型指導のような、「活動」あって「練習」なき
ことば教育は、子どもにとって修羅場であることを明らかに
しています。
5) 世界的なことば教育の課題が「運用力(使う力)」育成に
あることを示し、「運用力(使う力)」育成には、「練習」=話し
方の学習と「活動」=使ってみる活動の組み合わせ指導の
妙が問われていることを明らかにしています。
この商品に対するお客様の声
星10個ぐらいです
2018/12/14 投稿者：のあむすめ おすすめレベル：★★★★★
子どもたちに英語を教える際の脳科学的理論をわかりやすく説いています。
TOSS型英会話指導の提唱者である向山浩子氏ですが、本書では一学者として、「状況設定つき聞く話す同時指導」を「TOSSという団体」が進めている…と極めて客観的立場で書かれています。
小学生の英語指導に迷ったら、また、音声に親しむを基盤に英語指導をしているのに、時に中学の英語の先生方と考え方がぶつかったら…。
そんな時、自分の実践から感じたこと〜リピートしないと身につかない、楽しくリピートすれば子どもは英語で話せるようになっていく〜を理論で武装できます。
一度は手にとって読んでいただきたい、でも、100回読み返しても新たな気づきがある。素晴らしい本です。
本書はことば教育の原理論的な考え方に照らして、「英語ノート」型指導の弱点を指摘し、対案モノグラフを具体的に示しています。
ことば教育のあるべき姿を示して混乱を取り除き、柔軟に対応できる考え方を伝えます。A5判198ページ並製本。