新版 授業の腕を上げる法則
「教師のベーシック スキル7+3」 ①
全部で十項目ある。
授業の腕を上げたい人、教室で子供たちを惹き付け、熱中させるような授業がしたい人、そうした人たちに、まず基本的な前提として身に付けていただきたい項目だ。
元々は、大学生たちに講義するために整理した。本当に基本中の基本と思える項目である。
教員を目指すのであれば、この十項目は、できれば学生の間にクリアしておいてほしいと思っている。
(本著より抜粋)
1. 表情(笑顔)
2. 声(声量・トーン)
3.目線
4. 立ち位置・動線
5. リズム・テンポ
6.対応・応答
7. 作業指示
+
8. 教材の駆使
9. 緩急
10. 時間感覚
「教師のベーシック スキル7+3」 ②
オンライン授業での教師のベーシックスキル
1 「表情」
にこやかな表情・あたたかな表情
TOSS授業技量検定のF・E・D表に出てくる重要項目の一つだ。
オンラインの授業でも「表情・笑顔」は大切である。
2 「声」
オンラインでの同時双方向授業には、オンラインならではの難しさがある。
「声」ひとつとっても、ネットのスピードや機械の性能に大きく左右される。そうした条件を知り、その条件の中で質を高めることができるのが上級者である。
3 「目線」
「オンラインの目線」は簡単なようで、実は極めて難しい。
オンライン授業技量検定が始まれば、「目線」のコントロールの優劣は重要なポイントの一つになるだろう。
あなたがYou Tuber ならカメラを見続ければ目線は合う。しかし、「同時双方向授業」ではまた別の要素があるのだ。
4 「リズム・テンポ」
前項までの「オンラインにおける表情・声・目線」を意識して修練を詰めば、オンラインの授業は相当上手くなるだろう。
以下、「リズム・テンポ」「作業・確認」「対応・応答」「称賛・激励」等は、リアルなスキルと同様に上手くなっていく。リアルな教室での授業が上手い人はまた、オンラインでの授業も上手くなるのが早い。
5 「作業・確認」
オンラインでの授業でも、リアルな授業に近い作業指示や確認をすることが可能である。画面を鮮明に見せながら、教師が教科書に書き込みをしていく様子をつぶさに見せることもできる。そうした優
位性を理解し、ふだんからもっと活用していくべきである。
6 「対応・応答」
対応・応答も基本的にはリアルな教室と同じだ。
本書の前半を参照していただきたい。
ただ、若干異なる点もある。
7 「称賛・激励」
オンラインの授業で(いやリアルな授業でも)、最も重要なのはこの「称賛・激励」の項目かも知れない。
授業をする上での身につけておきたいスキルが書かれた、教師必携の書籍セットです!
・新版 授業の腕を上げる法則
・「教師のベーシック スキル7+3」 (1)
・「教師のベーシック スキル7+3」 (2)
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