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目次情報
Ⅰ 教師のベーシックスキル7「作業指示」
⑴ 作業指示について
⑵ 「発問」と「作業指示」
⑶ 授業にとっての「作業指示」
⑷ 作業指示の具体例
⑸ 作業指示のポイント
⑹ 作業指示を使いこなす
⑺ ある小学校での飛び込み授業
⑻ 説明は少ないほどよい
⑼ 子供たちが「もっとやりたい」と言う授業
⑽ 算数指導の作業指示
ベーシックスキル7「作業指示」のチェックリスト
ベーシックスキル7「作業指示」私の体験談
Ⅱ 教師のベーシックスキル8「教材・教具の駆使」
⑴ 教材・教具の「駆使」とはどういうことか
⑵ フラッシュカード・百玉そろばん
⑶ 「五色百人一首」は子供を熱狂させる
⑷ ICTを使いこなす
ベーシックスキル8「教材・教具の駆使」のチェックリスト
ベーシックスキル8「教材・教具の駆使」私の体験談
Ⅲ 教師のベーシックスキル9「緩急」
⑴ ただ速ければいいわけではない
⑵ 実際の授業時間での「緩急」
ベーシックスキル9「緩急」のチェックリスト
ベーシックスキル9「緩急」私の体験談
Ⅳ 教師のベーシックスキル10「時間感覚」
⑴ 優れた教師は授業時間が延びない
⑵ 見通しをもった時間マネジメント
ベーシックスキル10「時間感覚」のチェックリスト
ベーシックスキル10「時間感覚」私の体験談
第3巻 あとがき
「教師のベーシック スキル7+3」とは
全部で十項目ある。
授業の腕を上げたい人、教室で子供たちを惹き付け、熱中させるような授業がしたい人、そうした人たちに、まず基本的な前提として身に付けていただきたい項目だ。
元々は、大学生たちに講義するために整理した。本当に基本中の基本と思える項目である。
教員を目指すのであれば、この十項目は、できれば学生の間にクリアしておいてほしいと思っている。
(本著より抜粋)
本書3巻では完結編として、
7)作業指示、8)教材の駆使、9)緩急、10)時間間隔
を収録しています。
1. 表情(笑顔)
2. 声(声量・トーン)
3.目線
4. 立ち位置・動線
5. リズム・テンポ
6.対応・応答
7. 作業指示
+
8.教材・教具の駆使
9. 緩急
10. 時間感覚
教師のベーシックスキル7+3 (1)
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1「表情(笑顔)」
教師の笑顔は授業の前提条件である。笑顔で授業できない人は教師に向いていない。
にこやかな表情で授業することは基本中の基本。笑顔は当然練習すべきである。
笑顔の効果は絶大である。楽しいから笑うのではない。笑うから楽しくなる。
プロの教師は、いつもすてきな笑顔で子供たちに接している。
2「声(声量・トーン)」
場に応じた適切な声を意識したい。教師にとって「声」は商売道具である。
「声」には当然こだわりを持ち、意図的に練習し、日夜メンテナンスを施すべきだ。
魅力的で誰もが惹き付けられてしまう向山洋一氏の声。集団を統率していくリーダーたちの声の魅力のエピソードから学びたい。
3「目線」
超一流のプロは、私たちが想像できる次元を超えたレベルの技を持っている。
そういった世界を知った上での修業が大切だ。
一流のプロの目線と再現能力を知ること。知っていれば、それに近づく努力をすることができる。
知らなければいつまでも低いレベルのままだ。
神業としか言いようのない向山洋一氏の目線。
こうしたスキルを目指して努力すること。それだけが一流へのパスポートである。
4「立ち位置・動線」
「ハンカチ一枚のスペース」から一歩も出ることができない教師がいる。
教師は教室で適当に立っているのではない。
立ち位置にはロジックがある。
子供の意識や目線は、教師の立ち位置によってある程度コントロールできる。
当然知っておくべき、初歩の立ち位置がある。
机間巡視にも、基本定石とも言えるロジックがある。
勉強していない教師が我流でやるのでは、子供たちに迷惑だ。
まずは、基本を身に付けることが大切だ。
5「リズム・テンポ」
優れた授業には心地良いリズムとテンポがある。上手い授業と下手な授業を分ける最も鮮明な基準は、リズムとテンポだ。
簡単にいえば、 上手い授業は速い。下手な授業は遅い。
授業の心地良いスピード感とはどのようなものか。その理想イメージを、向山氏の
ような達人の授業からトレースしたい。
心地良いリズムとテンポを体得する早道は「シャドーイング」である。そっくりそ
のままマネしてみることからスタートするとよい。徹底的なコピーによって、常識と
は違った「名人のリズムとテンポ」を身に付けよう。
教師のベーシックスキル7+3 (2)
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6「対応・応答」
授業である以上、教師がいて、児童・生徒がいる。
当然、なんらかの「やり取り」が発生しなければならない。
児童・生徒が発問指示に対して、リアクションに対してどうリアクションができるかが重要である。
インタラクションとかimmediacy とか言われる「即時的」フィードバックとしての対応・応答もある。
児童・生徒が提出したものに教師がフィードバックを評価・評定として返してあげるものもある。
そもそも「オンラインの授業だけが上手」という人はいない。対面の授業が下手ならオンラインも下手だ。
しかし、対面の授業が上手でもオンラインでは若干落ちる人もいる。
それは「オンラインに合った授業技量・技術」を意識しないからだ。
1 「表情」
にこやかな表情・あたたかな表情
TOSS授業技量検定のF・E・D表に出てくる重要項目の一つだ。
オンラインの授業でも「表情・笑顔」は大切である。
2 「声」
オンラインでの同時双方向授業には、オンラインならではの難しさがある。
「声」ひとつとっても、ネットのスピードや機械の性能に大きく左右される。そうした条件を知り、その条件の中で質を高めることができるのが上級者である。
3 「目線」
「オンラインの目線」は簡単なようで、実は極めて難しい。
オンライン授業技量検定が始まれば、「目線」のコントロールの優劣は重要なポイントの一つになるだろう。
あなたがYou Tuber ならカメラを見続ければ目線は合う。しかし、「同時双方向授業」ではまた別の要素があるのだ。
4 「リズム・テンポ」
前項までの「オンラインにおける表情・声・目線」を意識して修練を詰めば、オンラインの授業は相当上手くなるだろう。
以下、「リズム・テンポ」「作業・確認」「対応・応答」「称賛・激励」等は、リアルなスキルと同様に上手くなっていく。リアルな教室での授業が上手い人はまた、オンラインでの授業も上手くなるのが早い。
5 「作業・確認」
オンラインでの授業でも、リアルな授業に近い作業指示や確認をすることが可能である。画面を鮮明に見せながら、教師が教科書に書き込みをしていく様子をつぶさに見せることもできる。そうした優
位性を理解し、ふだんからもっと活用していくべきである。
6 「対応・応答」
対応・応答も基本的にはリアルな教室と同じだ。
本書の前半を参照していただきたい。
ただ、若干異なる点もある。
7 「称賛・激励」
オンラインの授業で(いやリアルな授業でも)、最も重要なのはこの「称賛・激励」の項目かも知れない。
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谷氏監修のもとに、谷企画チームが制作・執筆した「チェックリスト」と「私の体験談」も掲載しています。実用的で、具体的なイメージをもって取り組むことができる1冊です。
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